以前の私は、くよくよと思い悩んで、長い時間引きずることが多かったです。
たくさん悩んだら解決策が見つかる、なんてことはほとんどなくて、むしろネガティブな考えがエスカレートしてしまい、嫌悪感や憎悪がますます大きくなるばかり。
そのことで、ダメにした人間関係は数え切れません。
この記事で、そうなってしまう原因と、私自身の解決策をまとめてみたいと思います。
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【くよくよする時の自分を振り返ると】
自分ではどうしようもないことを、くよくよと思い悩むことが多かった私ですが、そんな時の自分は以下のような状態でした。
事実と感情が一緒くたになっている
事実に対していちいち感情をはさんでしまい、「嫌われてるかも」「バカにされた」のような被害者意識を持ってしまったり、勝手に怒ったり嘆いたりして、自分で自分のネガティブ思考を盛り上げてしまっていました。
「嫌われたくない」「認められたい」という欲求の反面、過去に嫌われたりバカにされたりした経験とその時にうまく発散できなかった感情に反応してしまっていたと思います。
あいまいなことが気持ち悪い
私はあいまいなことが苦手で、白黒ハッキリさせたいという「白黒思考」でした。
テストで100点以外は認められない、失敗すると罵られる……などの幼少期の体験からそうなったと思いますが、実生活では白黒ハッキリできないことも多い。
そこに白黒思考を持ち出すと葛藤が生まれるのも当然ですね。
他人軸で生きている
私は、他人の顔色を伺うのが癖で、いつも他人の期待に沿うように、裏切らないように行動していました。
それが正しい生き方だと思っていたのですが、実際には、都合よくご機嫌とりに利用されるだけでした。
私の親がそうだったように。
「私は正しいのに……」という気持ちと「私が悪いんだ」という相反する気持ちが混在して、納得ができないから悩み続けてしまう、ということが多かったです。
以上のように、私の場合は幼少期に親から受けた否定と、それによって形成された考え方の癖が原因で、くよくよと思い悩んでしまうようになったと考えています。
【割り切った考え方をするには】
私自身は、自分の過去と向き合い、自分自身を育て直すという過程で自然と思い悩むことが減少し、割り切った考え方ができるようになりました。
ですが、細かくまとめるとすると上記に書いたことの真逆のことを意識すればいい、ということになると思います。
事実と感情を切り分ける
思っていることを紙に書き出して自分を客観視することで、事実と感情とを分けて考えやすくなります。
たとえば。
仕事でミスをして上司に叱責された。
・一生懸命やったのにムカつく
・自分なんかいない方がいい
・上司に嫌われているからだ
これを客観的に考えると、以下のような言葉が思い浮かびます。
一生懸命やってもミスをすれば意味がない。
でも、だからと言っていない方がいいという理由にはならないし、上司に嫌われているかどうかなんて本当のことはわからない。
ミスをした事実は認めないといけないけど、「次から気をつけよう」で済む話だよ。
そんな風に、自分のネガティブ思考を書き出して、自分で修正するのです。
ただし、過去の怒りや悲しみを消化してからでないと、ネガティブ思考が勝ってしまうと思います。
↓先にこれから取り組むべし。
#11 過去の怒りや悲しみを消化するもし大切な友達が同じように悩んでいたら、きっと上記のように冷静に考えて、優しい言葉をかけてあげるはず。
自分自身とは一生付き合っていくのだから、友達と同じように大切にしたいものです。
あいまいさ耐性を高める
あいまいさ耐性を高めるために私がしたことは「失敗してもいいよ」「完璧じゃなくていいよ」と自分に許可を出したこと。
あいまいさに対する苦手意識は、私の場合は「失敗するのが怖い」という不安によるものでした。
基準やルールを設けて、それを厳守していれば安心感が得られていたからです。
守るべき基準やルールがなければ、どの地点にいても「それでいい」となる。
(だからって努力しないとか、他人に迷惑をかけていい、とかそういうことじゃないよ。)
自分を許せたら、他人も許すことができるようになるし、より自由で、楽な気持ちで生活できるようになります。
他人の顔色をうかがうのをやめる
他人の顔色をうかがうのは、「嫌われたくない」「他人が不機嫌になると不安になる」というのが理由。
でも、他人が自分の気持ちまでコントロールすることはできないように、他人の気持ちをどうこうすることはできません。
だから、自分がまちがったことをしていないのであれば、嫌われようと、不機嫌になられようと、それはその人の問題であって、自分の問題ではないと考えるようにしました。
【考え方は変えられる】
ネガティブ思考だった私ですが、ポジティブ思考も筋トレと同じで、繰り返し練習すればだんだんと楽にできるようになるんだということを実感しています。
残念ながら、その成果を発揮できるような対人の場が今のところありませんが(汗)、今後そんな場があれば、自分も他人も尊重しながらいいバランスでやっていける気がします。
ね、ポジティブでしょ。
さて、ポジティブでいるために、私は「嫌われることを恐れない」ということも大切だと考えています。
次回の記事では、そのことについて書いてみたいと思います。