私の親はほとんど褒めることはしなかったのですが、ばあちゃんはじめ親戚や近所の大人たちは、私に「いつも頑張ってるね」と言ってくれました。
私はそれが嬉しくて、周りの大人たちにアピールするかのように、頑張る人生を歩んできました。
頑張ることは美徳で、頑張らないことは怠惰。
頑張らなければ、何も手に入らない。
私自身もそう思ってきましたが、それはまちがいだったと思うようになりました。
この記事でそう思ったわけを書いてみたいと思います。
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【頑張らないといけない=自分に合ってない】
私自身は、頑張って大学受験をして国立大学に行ったものの授業についていけず、一応卒業はしたけど、ムダな時間だったと思います。
就職活動は、親の好きそうな有名企業ばかりを志望して、なんとか大手生命保険会社の生保レディに決まったものの、半年で退社。
好きで続けていた音楽活動は、練習を頑張り、営業を頑張り、私財を全力投入して頑張っていたけど、鳴かず飛ばず。
それらを振り返って思うのは、「頑張らないといけないことって、もしかして自分に合ってないのでは?」ってこと。
特に頑張ってる風でもないのに、勉強ができる人や歌がうまい人っていますよね。
努力すら楽しんでる人。
それは、その人がそれに適しているから楽しんで努力できるわけで、決して「我慢」ではないと思うのです。
私自身の頑張っていたことに置き換えると、勉強は好きじゃなかったし、有名企業には興味なかったし、音楽は好きだったけど練習も営業も好きじゃなかった。
全部、我慢だったのです。
だからうまくいかなかったんだと今では思っています。
【我慢がよくない理由】
我慢している時、心身ともに負荷がかかって、緊張状態になります。
私は大学受験時はストレスからメニエール病を患っていたし、生保レディ時代はノルマ達成のプレッシャーに負けてコンプラ違反もしました。
音楽活動では、しょっちゅうのどをつぶしていました。
そんなことでは、自己実現はおろか、いいパフォーマンスなんかできっこありません。
それでイライラして、家族や他人にまで我慢を強要する人なんかもいると思います。
我慢すると、自分だけじゃなく他人にも悪影響を与えてしまうのです。
【頑張ることをやめたら】
上記のようなわかりやすいこと以外にも、日常的に我慢して頑張っていることがたくさんあります。
私自身が頑張っていたことをリストアップすると……
- 愛想笑いをすること
- 相手にこびを売ること
- 付き合いでものを買ったり誘いを受けたりすること
- 生理用ナプキンをギリギリまで使うこと
- 映える物を買うこと
- 暑い・寒いのに空調を節約すること
- 本当に欲しい物ではなく中古品や割引品を買うこと
- 人に頼らずに自分だけでなんとかしようとすること
のような感じ。
これらの全てをやめてみた結果、肩の力が抜けたように、楽に生きられるようになりました。
無理しないので、お金もたまりやすくなった気がするし、より「自分らしさ」に近づけた感じがします。
【無意識にしている我慢に気づこう】
我慢して頑張ることは、小さい頃から癖づいてきたもの。
無意識のことが多くて、上記のようにリストアップすることも最初は難しいと思います。
我慢には少なからず「不快」が伴うもの。
その感覚を頼りにすると、自分の我慢に気づきやすくなります。
「行動したくない」「やろうと思うけどできない」のは、本音ではやりたくないのかもしれません。
これまで我慢をしてきた分だけ、休んだり楽をしたりする時間を欲してしまうのは自然なこと。
生きづらさの克服は、躍起になってもきっとダメで、休んだり遊んだりしながら、気楽に取り組むことが大切だと思います。
私はSNSも頑張ってたんですが、それもやめました。
次回の記事では、SNSをやめたことについて書きたいと思います。