【割引された食品は自己肯定感を下げる】
私の母は、とにかく割引シールが大好きで、とにかくシールがついてたら買う、ということをしていました。
そんな母を見て「節約を頑張ってるんだ」と思っていたし、私自身もそうするもんだと思っていました。
でも、そういう買い物が自己肯定感を大きく下げていたことに最近気がつきました。
日々の買い物を通して、私は自分にストレスを与え続けていたのです。
【割引品を買うのをやめたらお金が余るようになった】
私は夫から毎月決まった食費をもらっています。
少しでも節約できたら…と思ってきましたが、割引品に飛びついていた時は、節約がうまくいかず、いつもギリギリになってしまっていました。
そこで、
「どうせギリギリまでお金をつかってしまうなら、おいしいものを食べよう!」
と開き直り、野菜は八百屋さんで、パンはパン屋さんで、一番おいしそうなものを買うことにしました。(だからと言って高級品を買うわけではなく、ちゃんと値段を見て買いますよ。)
すると、不思議なことにお金が余るようになったのです。
その理由を考えたら、自然なことだとわかります。
ただ安いだけの食品をたくさん買っていた時は、おなかを満たすことが目的なので、大して味わうこともせず、むさぼるように食べていました。
お腹は満たされても心は飢えたまま。
栄養価も低いので、イライラしたり、頭がうまくはたらかなかったり。
「貧すれば鈍する」ってまさにこんな感じですよね。
そんな状態で買い物に行くから、またボリューム重視で安い食品に飛びついてしまうという悪循環でした。
でも、新鮮でおいしい食品だと丁寧に味わって食べたくなるので、食事スピードが落ちるし栄養価が高いので満腹感が得やすい。
ちゃんと栄養をとれていると、思考がクリアになるし、メンタルも安定する。
その結果、衝動買いなどの余計な買い物をしなくなり、お金が余るようになったんじゃないかな、と私は考えています。
【自分を幸せにする食品だけを買う】
最近はなにかにつけて「SDGs」が叫ばれていますし、それに協力することが自己肯定感を高めるならそうすればいいと思います。
私も時々は割引きシールが貼られたものを買っておトク感を楽しむこともします。
大事なことは、「割引きシールが貼られているから」買うのではなく、「これを買ったら幸せになれる」と思うものだけを買うこと。
そういう基準なら「茶色いバナナで作るバナナジャムが最高においしいから、あえて割引き品を買う」なんてこともできます。
割引きシールに選ばされるのではなく、選ぶほうの立場になること。
自分が主体であることが、自己肯定感を高めるためには大事なことだと思います。
本当は、自分の親も、ただやみくもに割引き品を買っていたわけではないかもしれません。
でもそういうのって、いちいち親から口で説明されることじゃないし、子供の側が一部分だけを切り取って「割引き品を買うべきだ」と思い込んでしまってる部分もあると思います。
それでは思考停止しているのと同じで、冷静な判断とは言えない。
割引き品をいつも買っているのに、全然お金が貯まらないという人は、「割引きシールがついてなくてもこれを買うだろうか」と考えてみるといいかもしれません。
どうせ口に入れるなら、自分を幸せにしてくれるものを選びたいですね。