【アウトプットのきっかけ】
前回の記事で、親と絶交したらメンタル不調になったという話を書きました。
↓前回の記事はこちら

最初は自己否定的な感情が多かったですが、時間の経過とともにいろんな感情が噴出。
中でも、怒りや悲しみが一番強かったです。
そんな折に、私は腎盂腎炎になりかけ、40度近い熱が1週間近く続くということがありました。
薬が切れると激しい悪寒と体の痛みで、眠ることもできない。
「どうせ眠れないんなら、いっそのこと親のことを考え続けてやる!」
そうして、ぐるぐる考えながら思いついたのが、親との記憶を4コマ漫画にしてブログでアップしようというもの。
それが当ブログを始める一番最初のきっかけでした。
最終的には、漫画を描きたくてうずうずして、「早く熱下がれ〜!」と思っていました。
怒りという感情もうまく使えば、自分を動かすパワーになると感じた1件です。笑
【感情をアウトプットする効果】
怒りや悲しみのまま、思い出したことを描き殴ることからスタート。
猛暑の車で待たされたこと、勉強を強制されて友達関係を壊されたこと、愛犬をないがしろにされたことなど…
いちいち思い出しては、泣きながら描き、親を非難しつつ自分の正当性を訴えるコメントを添えました。
そんなことを半年ほど続けたところ、急に描けなくなりました。
飽きてきたというのもあるし、後から見返してみて
「私はこんなにイヤな目にあった!親のせい!」
そんな風にダダをこねる自分の幼さを感じるようになったのです。
最初は「親に謝ってほしい」なんてことも思っていましたが、そうして謝ってもらって親が私の顔色をうかがうようになれば、親子関係が逆転するだけで毒親問題の解決にはならないことにも気づきました。
親自身の生まれ育ちや、時代背景を考えたら仕方なかったこともあったかもしれないし。(だからと言って私の心の傷が癒えるわけではないけど)
そんな感じで、俯瞰的な視点で考えられるようになったのは、アウトプットを続けてきたからだと思います。
誰かに見せる前提でなくても、自分の考えを言語化することはすごく大切なことです。
特に、毒親育ちは自分の言動を制止されてきた経験から、感情があってもモヤモヤしたままで認識することができない。
それをあえて言語化することで、自分の感情に気づきやすくなります。
意識すべきことは「自分に正直でいること」。
臆病な自分、意地汚い自分、弱い自分……
アウトプットを通していろんな自分が見つかると思いますが、そんな自分とも向き合いながら、徐々に自分をアップグレードしていく。
アウトプットをする本当の価値は、そういったところにあると私自身、実感しています。
【具体的なアウトプット方法】
私はブログでしたが、他にもいろんなアウトプット方法があります。
おすすめの方法をいくつかご紹介します。
モーニングページ
作家のジュリア・キャメロン氏が著書『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』で紹介されているものです。
朝起きたらノート3ページ分、思いついたことを書くという方法。
私もやったことがありますが、きっちりページ数を定めるのはしんどいので、無理のない範囲でいいんじゃないかな。汗
寝起きは余計な雑念が少なく、自分の感情に向き合いやすいため、朝に書くことが推奨されていますが、朝でなくても思いついた時にノートにありったけの感情を書けばそれなりに意味があると思います。
ただし、ノートの管理は厳重に。
↓ご参考にどうぞ。
ブログ・ツイッター
私自身は、毒親問題は家庭だけの問題ではないと思い、発信しながら考察することを選びました。
ブログは、ただアウトプットするのが目的ならnoteやアメブロが始めやすいと思います。
SNSではツイッターがおすすめ。
ある程度人目があるので、言語化の精度が上がりますし、同じような境遇の人とつながることで、「自分だけじゃないんだ」という安心感を得られることも。
ただし、詐欺や勧誘にはご注意を。
日記
書くのが苦手な人には、1行でも3行でも、メモ書き程度の日記がおすすめ。
私自身は「3年日記」を始めてみました。
3年後に成長している自分を感じたいので、それを楽しみに毎日思ったことを書いています。
ノートに線を引いて自作してもいいですが、専用の日記帳を買えばモチベーション維持に役立ちます。
思ったことを声に出す
書くばかりでなく、声に出すこともかなり効果的。
私自身は、一度ブログを書いたら音読しながら推敲するので、自然と声に出すことをしていました。
口から出た音声は、耳に入り、再び自分の脳を刺激します。
なので、ネガティブな言葉が出た時は、同時に自分を慰める言葉も口に出すことが大切です。
いっぽうで、人に話すことはあまりおすすめできません。
友達であっても、毒親という概念を理解してくれるとは限らず、自分が非難されたり説教されたりして逆効果になってしまうことがあります。
声に出す時は、誰もいない場所で。
この記事では、以上のように能動的なアウトプットをご紹介しましたが、受動的なアウトプットとでも表現しましょうか、おすすめな方法がもう1つあります。
次回の記事でご紹介しています。
↓
