#1 毒親育ちを克服する覚悟を決める

【私が毒親育ちと気づいたきっかけ】

が「毒親」という言葉を知ったきっかけは、なんとなくネット検索した時のこと。

「人付き合いが疲れる」

「周りから浮いているような気がする」

そんな日常を変えたいと思ったのです。

他にも「人間関係をリセットしたい」「人生がうまくいかない」「生きづらい」「死にたくなる」というキーワードをいつも検索していました。

そして行き着いたのが「自分は毒親育ちかもしれない」という結論でした。


【毒親とは何か】

近ではマスメディアでも取り上げられるようになった毒親問題ですが、言葉だけが悪目立ちして、正しい理解が社会に浸透しているとはとても思えない。

取り扱っているメディア自体も、出演者もよくわかってないのでしょう、、

毒親呼ばわりすることを批判したり、出演者自身の「親に感謝できる人」アピールで終わってしまう番組が多く、視聴者にかえって誤解を与えてしまうのでは、と思います。

「毒親」とは、決して親を非難する言葉ではありません。

これは私の解釈ですが、

過去に親から受けた言動が大人になっても自分の思考や行動に影響し、自分らしく生きるのを阻害する存在

という、いわば「自分の心に住み着いた親の残像」のようなものと言えるかと思います。

なので、よく「毒親に育てられた」という表現がされていますが、私自身は、それはミスリードだと思ってますし、「毒親育ち」という表現にも違和感を感じてはいます。

ただ、そのような言葉がすでに定着しつつあるので、当ブログでは便宜上「毒親育ち」という表現を使用することにします。

さて、子供にとって親は、どう考えどう行動するかの見本。

それは大人になっても子供の心に模範として残ります。

いい見本であれば、自信を与えてくれたり、冷静な判断を助けてくれたりするでしょう。

そういった経験が積み重なって「自己肯定感」が醸成されるのだと思います。

ところが、中にはメンタルが不安定であったり、考え方に偏りがあったりして、子供に過度なストレスを与えてしまう親もいます。

そんな親の元で育った子供は「どうせ自分はダメだ」「どうにかして取りつくろわねば」という思考にとらわれてしまう。

親元を離れていてもそんな思考に陥ってしまう原因こそが、心に住み着く親の残像、すなわち「毒親」なのです。


【毒親育ちを克服するために必要なこと】

自身、いろんな人に話を振ったり、SNSで書き連ねてみたりしましたが、毒親育ちというのは理解してもらえない。

「めんどくさい」「厄介」というイメージがあるのは自分でもわかってるし、自覚もある。

「甘えだ」と言う人もいるし「親には感謝しなきゃ!」と説教を受けることも。

他人に答えを求めたって、誰も助けてはくれないのです。

私自身は2019年から数年にわたり毒親問題に向き合ってきて、やっと解毒を実感しつつあります。

今だから言えることは、「めんどくさい」も「厄介」も、十分に満たしてもらえなかった欲求不満がそうさせるということ。

親の代わりに大人になった自分が自分の欲求不満に気づき満たしてあげることができれば、毒親育ちは克服できます。

そのためには「もう誰にも頼る必要はない」と心から思えるくらい、自立したメンタルを養う必要があります。

この2つが伴って、初めて自分らしく生きることができるのです。

自分らしく生きるとは、自分で自分の思考や行動をコントロールできる、ということ。

私自身、それを意識しながら暮らしていると、だんだんと自分の感情に気づけるようになり、「死にたい」「生きづらい」と思うことが減りました。

今までのパターンを変えるのは、正直すごくしんどいし、時間もかかりますが、「行動さえすれば人は変われる」ということは、私の経験を通して確かな事実だと言えます。

毒親育ちの生きづらさを克服するのに、親も他人も関係ありません。

まず「自分は変わるんだ」と覚悟を決めること。

そして、自分との約束を守ること。

これは自分との戦いなのです。

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