SNSで親へ感謝することをアピールする人をよく見かけますし、私も過去にしていましたが…
中には「いい人キャンペーン」でやってる人もいるので、それ自体を気にすることはありません。
でも、そういう投稿を見て「自分は親に感謝できない」と自己嫌悪に陥る人もいるでしょう。
実際、私自身も親と絶交してからは、そういう投稿を見るたびに自己嫌悪してました。
そんな私が、毒親から解毒しつつある今、気づいたことをこの記事でご紹介します。
【無意識に選んでいたことすべてが親の逆張り】
最近気づいて愕然としたんですが、私のこれまでの人生、すべて親の逆張りでした。
具体的に書いてみると以下のような感じ。
地域情報ブログの運営
→ 小さい頃「こんな田舎においしい店はない!」と散々言ってきた母に対する反発
シンガーソングライター
→ 「私は歌うのが苦手だ」と言っていた母に対するあてつけ
家事に対する完璧主義
→ 家事全般を担っていたばあちゃん(母の実母)を罵り、バカにしていた母への反発
犬の飼育へのこだわり
→ 愛犬をないがしろにして早死にさせた親を見返したいという気持ち
「自分の人生を生きてやるんだ!」と思ってきたのに、実際には親に対するアンチテーゼを一生懸命やっていただけだったんです。
これって、親への愛着の裏返し。
いくら「毒親だ」って糾弾しても、潜在意識では私は親をこんなに愛してるってことですよね……。
【解毒すると親に感謝できるようになる?】
少し前だったら、自己嫌悪に陥ってとてもじゃないけど受け入れられなかったと思いますが、解毒しつつある今は「まぁいっか」と思えているので、ほっとしています。
そもそも、毒親になるような人は認知の歪みがあるから毒親になるわけで。
「生きることはつらいこと」だと考えている親の逆張りをいけば、「生きることは楽しいこと」になるに決まってる。
現実、地域ブログを通して自分の街のことを知れるのは嬉しいし、歌うことは楽しいし、自宅は居心地がいいし、犬には愛が止まらない。
そんな毎日はすごく幸せです。
だけど、もともと私は幸せだったのに、「やれ学歴が」「やれお金が」なんて言って、生きづらくしたのは間違いなく親。
1周まわって私がここまで幸せを感じられるようになったきっかけもまた、親。
遺伝子もあり、思考パターンもあり、顔かたちも似て、いやなこともあったけど、いいこともあった。
その1つ1つが、今の私を作っていると思えば、まぁ感謝できなくもない。
でも、無理に感謝しようと思うとまたしんどくなるので、そっとしておきます。笑
【親に感謝ができず自己嫌悪する人へ】
これまでに脳科学者や心理カウンセラーの著書を読み漁りましたが、毒親育ちの行動パターンとして、小さい頃に満たされなかった欲求がちがう形で現れる、ということは多く見られるようです。
私自身は、いつも「幸せとは何か」を考えている子供でした。
なぜなら、親が「自分は不幸だ」と言わんばかりにいつも不平不満を口にしていたから。
それが時を経て「世の中はこんなに幸せな場所なんだよ?」とアピールすることが、どうやら私の行動パターンになったようです。
その真意は、生きるのがつらいと言ってきた親へのアンチテーゼだった。
私は親に「幸せだな」って笑っていてほしかっただけってこと。
……そう思うと、子供ってなんて健気で、親孝行なんでしょう!(自分のことですが)
親に感謝できないことに自己嫌悪を感じる人もいると思いますが、その必要はありません。
親に感謝できない理由があり、それを直視するのがつらいために、自己嫌悪することで親を傷つけないようにしているのかもしれません。
まずは、その、親を守ろうとする優しい「自分」を知って褒めてあげてください。
少しずつ自分の感情に向き合えるようになれば、親のとらえ方も変わってくるはずです。
そして、親ではなく、自分の人生を生きることに一生懸命になってください。
その結果、自然発生的に出てくるものが感謝であれば、その時初めて感謝すればいいのだと思います。