【レビュー】岡本啓史 著『なりたい自分との出会い方』

なりたい自分との出会い方 表紙

【大学時代の友人が本を出しました】

は中学時代はSPEEDの大ファンで、軽音楽の次にダンスがやってみたいと思っていました。

大学2年生の時にたまたま縁あってダンスサークルに入会、ダンスの「ダ」の字も知らず、かっこよさげという理由で「ブレイク」を志願し、チームメイトとして出会ったのが著者のヒロ。

いつ会っても最高の笑顔で迎えてくれるので、自己否定感たっぷりだった当時の自分には、安心感を与えてくれる存在でした。

あれから20年近く経ち、その間に彼が海外でいろんな経験を積み、今では国際教育に携わっているとSNSで知りました。

本を出版されたということで、さっそく買って読んでみたので、このブログでレビューをご紹介します。


【本の内容】

の本は、岩波書店が出している、中学生のための学習入門シリーズ『ジュニスタ』として出版されたもの。

著者自身のエピソードを通して「自分らしく生きていいんだよ」「自分のペースでいいんだよ」というメッセージを伝えてくれる内容となっています。

……これだけ読めば、ありふれた内容に思われるかもしれませんが、私の第一印象は「メチャクチャな人生やなぁ」ということ。笑

中学時代のある事件をきっかけに展開されるその後の人生は、まさに現代のトムソーヤ。

「本当にこんな人おるの?!」

って感じで、なかばフィクションを読むような気持ちで読んでしまいました。

世界各国、たくさんの人や子供たちとふれ合う中で得られた「学び」がこの本には詰まっています。

それをエアコンの効いた部屋でページをめくるだけで得ることができるのは、本当にありがたいことですよね。

波乱万丈のストーリーは中学生でなくても楽しめるし、文化のちがいや貧困の問題などにも触れられ、今後ますますグローバル化する時代に持っておくべき視点にも気づかされます。


【親の敷いたレールを生きなくてもいい】

自身は、母が公文教室を経営していたこともあり、幼少時代から「大学に入り、いい就職をする」という定番の安定(だと盲信されていた)コースを歩かされて大人になりました。

その中で

「◯歳なんだから◯◯しなきゃ」

という言葉を多く聞いてきたし、他人の成績と比較して自分の価値を決められることが多かったです。

だから、この本に出てくる

「レールから外れることをそこまで恐れなくてもいい」

「自分のペースでやればできる」

という言葉には、すごく胸を打たれたし、そう言ってくれる人が教育に携わってくれていることを心強く思います。

これまで親の敷いたレールで生かされ、息苦しさを感じてきた人にも、ぜひおすすめしたい本だと思いました。


【アダルトチルドレンにもおすすめの本です】

の本は、中学生向けに書かれたものなので、この本を読んで、自分の好きなことを追求しようと思う中学生もいると思います。

私自身、作詞・作曲のおもしろさに目覚めたのは14歳の時。

でも、私の母は

「そんなものはやめて勉強しなさい」

の一点張りでした。

そんな感じで、親の抑圧を子供の側から変えていくことは不可能に近いです。

親の言う通りに生きても苦しいし、親に逆らって生きても苦しい。

そんなジレンマを抱えてしまう子供たちは少なくないと思いますし、そのまま大人になって苦しみ続けている人はたくさんいます。

でも、何歳になっても、一番大切なのはこの本に書いてある通り、「自分は何がしたいか」「何になりたいか」ということ。

ジレンマはあっても後者を選ぶほうが、最終的には納得できる人生が送れるんだってことを、自分の経験を通しても強く思いますね。

そのためには、自分を大切にすること、自分と向き合うことが大切。

この本の終盤に「ウェルビーイング」について書かれていますが、紹介されている「3E」は、アダルトチルドレンのメンタル向上にもすごく役立つと思います。

著者は波乱万丈な人生を送っていますが、ほのぼのとした生き方が自分らしいという人もいるだろうし、自分に合った生き方をするのが一番メンタルが安定すると思います。

生き方を考えるきっかけを与えてくれる、アダルトチルドレンにもおすすめの本です。

本の冒頭でキャリア教育について触れられていますが、キャリアにおいて「家庭」はかなり大きな影響を与えると思います。

外から見えにくい「家庭」での負のキャリアが、その後の人生に暗い影を落としてしまうケースが多々ある、と。

そういった問題をどう解決していくのか、アダルトチルドレン目線から考えた発信を私自身もしていけたらいいな、とこの本を読んで勇気をもらいました。

ステキな本をありがとう!

ヒロの「すきやり」がたくさん叶いますように、祈っています。

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