【レビュー】中川諒 著『いくつになっても恥をかける人になる』

いくつになっても恥をかける人になる 表紙

生きづらさって一体なんだろう?

その正体の1つが「自己肯定感」の低さだとなんとなくわかってきた頃、「自己肯定感」というキーワードを検索して下の記事にたどり着きました。

私自身は、小さい頃から「そんな成績では恥ずかしい」のような言葉を散々親から受けてきて、恥をかくことは何よりも怖いことだと思っていました。

でも、そのことが自分の人生を妨げていたんだと知り、著書に興味を持ったので、『いくつになっても恥をかける人になる』という本を買ってみました。

この記事でご紹介します。

以下のような人におすすめの内容です。

・恥をかきたくないと思っている人

・プライドが高いとよく言われる人

・失敗するのが怖い人

・自信がなくて行動ができない人


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【おおまかな本の内容】

の本は、以下のような章で構成されています。

1章 恥は若者だけのものではない

2章 恥は知らぬ間にあなたのチャンスを奪っている

3章 恥と向き合う6つの視点

4章 いくつになっても恥をかける人になる

5章今すぐ実践できる恥のかき方50

人は「尊敬されたい」や「バカにされたくない」という気持ちから恥を感じ、そのことで必要な行動が取りづらくなってしまう、ということが筆者の体験談を通して書かれています。

この本の中で、恥は「外的恥」「内的恥」の2つに分けられ、経験値のちがいによってさらに細かく分類されるのですが、自分がふだんどんな恥を感じていて、そのことでどんなメンタルブロックが生じているのかを気づかせてくれます。

さらに、シチュエーション別にたくさんのアドバイスが載っているので、「こんな時はこう考えたらいいんだ」と気づくきっかけになります。

つい自己否定をしてしまう人も、この本を読みながら実際に試してみることでポジティブな思考の習慣を身につけることができるかもしれません。


【恥克服ワークシート】

際に行動にうつせるように、この本には「恥克服ワークシート」というものが用意されています。

かなり省略してお伝えしますが、私自身の例を下に紹介します。

1. 苦手意識のある恥と理想を書き出す

目標の前に立ちはだかる恥:結果が出てないのに自信満々でいることが恥ずかしい

理想の自分の姿:いつでも自分に自信を持っていたい

2. その恥に対する行動案を書き出す

・結果を急がず、プロセスを常に見直す

・発展途上の自分を楽しむ

・失敗は未来への投資と考える

・なんとなくの行動をやめる

3. できそうな行動案を1週間やってみる


際にこのワークシートをやってみて、自分と向き合うことができ、自分がいつも自信が持てない理由が「恥」だったんだと気づきました。

そして、行動案を意識して毎日を過ごすうちに、少しずつですが恥や失敗をポジティブに受け止められるようになり、くよくよと思い悩むことが減りました。

それだけでも、読んでみてよかったなと思います。


【恥をかく勇気をくれる本です】

恥ずかしいと感じることができているのは、自分で考えて責任持ってチャレンジできている証拠である。

中川諒著『いくつになっても恥をかける人になる』p.145

記の引用からもわかるように、恥をかくことは恐れるべきどころか、未来の自分への投資なんだから、恥をかいていこう!という感じのエールが感じられる、心強い内容となっています。

萎縮した人生を変えたいと思っている人に、おすすめしたい1冊です。

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