【この本との出会い】
毒親育ちの人はなぜ生きづらいのか。
その理由の1つが「自己肯定感」の低さ。
先日も、気分が落ち込んでいる時にグダグダとネットをさまよっていた私。
「自己肯定感」というキーワードを検索してて下の記事にたどり着きました。
その中に書いてあった「肯定よりも自分を受け入れることが大事」って言葉に「また自分のことを否定してた」と気づく。
私自身は、不妊の専業主婦で、親とは絶交状態。
社会的にものすごい引け目を感じながら生きてきました。
自分なりに一生懸命考えて生きてはきたけど、その選択のひとつひとつが、子供じみていて。
今振り返っても、恥ずかしくて死にたくなる思い出も多い。
だからか、不意に目に入った
『いくつになっても恥をかける人になる』
ってタイトルが、私には刺さりました。
かきたくもない恥を「かける」ってどういうこと?
【他の自己啓発本とのちがい】
私がこの本を読みながら思い出していた本は『嫌われる勇気』と『夢をかなえるゾウ』。
共通して書かれていることは
「他者依存の思考をやめて、自分で自分の人生を切り開いていく」ということですが、この本は「恥」という感情に特化した切り口で書かれています。
恥とは誰もかきたくないものだけど、実はそこにチャンスがある。
だから、自分のための恥をかいていこうよ!
そんなポジティブなメッセージを、私はこの本から受け取りました。
【自分をあきらめたくない人におすすめの本】
内容は、会社内でのコミュニケーションを中心に書かれているので、特に会社員の人には、リアルなシチュエーションをイメージしながら読み進めることができると思います。
私自身は、下の3つの考え方にすごく勇気をもらえました。
・自分のコンプレックスは強みになりうる。
・人と違うことは価値だ。
・自信とは、自分をあきらめないこと。
中川さんの体験談をもとに書かれたリアリティのある言葉は、「恥をかいてみようかな=挑戦してみようかな」と背中を押してくれます。
自分をあきらめたくない人に、おすすめの1冊です。
【恥克服ワークシートをやってみた】
最後に、巻末にのっている「恥克服ワークシート」をやってみたので、私自身も恥をしのんでここに紹介してみたいと思います。
私自身は、本当は自分に自信を持って生きていたいのに、「こんな自分が自信を持つなんて恥ずかしい」と思っていることに気づきました。
その原因が下の理想の自分。
現実は、シンガーソングライターとして努力はしてるけど収入としては少なくて、こんな自分が自信を持つなんてとてもできない。
売れないミュージシャンが自信満々だなんて、かっこ悪いよね。。。
主婦業も頑張ってるけど養ってもらってる分際だし、子供はできないし……
などなど。
これをやってみて気づいたのは、私自身は内的恥と外的恥の両方を感じているハイブリッド型ということ。
本来は、内的恥を感じやすい人なんだと思いますが、
「そんな就職先は恥ずかしくて人には言えん」
「学歴のない人なんかと結婚して…」
「子供はまだできんのか」
などなど…、数々の外的恥を親にインプットさせられてきたからだと思います。
「子ナシ専業主婦でいること・収入にもならないのに音楽を続けていることは恥ずかしいこと」という思い込みから、いつも夫に謝ってしまうし、社会に対しても引け目を感じてしまう。
この恥を克服するために私が考えたのが下の対応策。
養ってもらってる自分だからこそ、その時間とマンパワーの限りを尽くして創作活動に励み、社会にフィードバックしていくことで自己肯定感が感じられるようになるのでは、という筋道が見えてきました。
私自身、これからは自分のための恥をかいて生きていきたいと思います。