毒親育ちの生きづらさの1つに対人関係の悩みがあります。
この記事では、そんな悩みを抱えている人におすすめしたい本『まんがでわかる 7つの習慣』を紹介します。
【7つの習慣とは】
7つの習慣とは、ビジネス思想家であるスティーブン・R・コヴィー氏が提唱するリーダーシップ論。
リーダーシップと聞くと、誰かの上に立って先導することなんて自分には関係ない、と思う人もいるかもしれないけど、この本は、それよりもっと前の段階の話。
7つの習慣を通して自分を高めた結果、人がついてくる人間になれる、というものです。
何かの組織の上に立つ人じゃなくても、社会に生きている以上は人との関わりは避けられない。
避け続けるのも生き方の1つではあるけど、それでは心豊かな生活とは言い切れません。
私自身も、できるだけ人との関わりは避けるようにして生きてきたけど、人とうまくやっていくことができたらどんなにいいだろう、そんな気持ちでこの本を手に取りました。
【毒親育ちにこの本をおすすめしたい理由】
感情と行動を分けて考えることができるようになる
毒親育ちは、受け身の人生を送ってきた人が多いと思うし、人の感情を敏感にキャッチしてしまう人が多いと思います。
7つの習慣のうちの1つ、「主体的である」を読めば、自分と他人との境界線がはっきりするし、他人の感情に流されずに、最善の行動をとることができます。
私自身は、この本を読んで感情と行動を分けて考えることを意識するようになりました。
自分の望まないことなのに引き受けてしまうような、受け身の行動を減らすきっかけになったし、自分でどうにもできないことに悩む必要はないんだとわかりました。
どうしようもない母親とのことを考えて重い気持ちになることが減りました。
自分の行動を管理できるようになる
毒親育ちは、自分より他人を優先してしまいがち。
7つの習慣のうちの1つ、「最優先事項を優先する」を読めば、自分が何をすべきで何をすべきでないかがわかるようになります。
自分の人生を生きるためには、時には人からの依頼を断るという選択をする必要があります。
私自身、人からの依頼を断れるようになり、モヤモヤすることがかなり減りました。
人と違うことが自分の武器になる
毒親育ちは、自己肯定感が低く、「自分なんて」という考えになりがちです。
7つの習慣のうちの1つ、「シナジーを創り出す」を読めば、人とは違う自分でも新たな価値を生み出せることがわかります。
自分が萎縮してしまうほうが世の中のためにならない、なんて私自身思ってもみませんでした。
空気が読める毒親育ちだからこそ、最大のシナジーを生み出せると今なら思います。
私自身、人と違ってもいいんだと思えたら、堂々とした自分でいられるようになったし、意見が食い違う時も冷静でいられるようになりました。
【人と接することが苦ではなくなる本】
以上のように、一見ビジネス書のように見えるけど、毒親育ちにも効く内容になっています。
マンガがメインなので読みやすく、イメージもしやすい。
主人公に感情移入して読んでもいいし、自分のことに置き換えて読んでもいいです。
私自身、何度も読み返して自分に落とし込み、今では人と接することが前より苦ではなくなりました。
おすすめの1冊です。