いらない荷物を送ってくる親は「分離不安」の犬と同じ

【親の荷物を受け取ることが義務になっていた】

の母は、荷物を送るのが大好きでした。

頼んでもいないのに、ぎっしりと詰められた重たいダンボールが突如として送られてくる。

食べきれない量の野菜(農業をしているため)、値引きシールの貼られた食品、余ったお中元やお歳暮の品、趣味の合わない服などなど・・・。

正直、ありがたかったのは野菜のほんの一部分で、あとは消費するのも処分するのもストレスで。

あまりにストレスに感じたので、荷物を送る前は必ず電話で確認をとってくれと毎回お願いをするにもかかわらず。

「いらない」と断ると逆ギレされるので、断ることもできませんでした。

大学進学で実家を離れてから絶交するまで、ずっとこれが繰り返されてきました。

そんなことを、このブログの前身のブログに書いたところ、たくさんのアクセスがありました。

表立っては言えないけど、同じように思っている人は意外と多いんだな、と感じました。


【子に荷物を送りたがる親の心理】

が荷物を送る心理として、「子の幸せを願う親心」は美談としてよく語られますが、「子にものを送ることで自我を保つ依存心」については、あまり触れられません。

子供が親の荷物をいらないと感じるのは、「親心」以上に「依存心」が大きい場合だと私は考えます。

その上、子供には「親には感謝しなければいけない」「親を悲しませてはいけない」というような固定概念があるので、たとえストレスに感じていても、意に反して受け取るという選択を迫られるのです。

特にアダルトチルドレンはその傾向が強いと私は考えます。

いっぽうで、親はひとたび荷物を送ることで承認欲求が満たされると、また荷物を送りたくなるという心理になります。

ちなみに犬は、一度吠えてエサがもらえた経験をすると、エサほしさに吠えることを学習してしまうのですが、それと同じことが親にも起こっているのだと思います。

親が荷物を送り、子から感謝されると親の承認欲求が満たされる。

そして、またしばらくして欲求が発生すると、また子に荷物を送りたくなるループが発生しているのです。

本来は、子が家を出たら、親は親としてではなく、1人の人間として自立した生活を再構築していかなければいけません。

子が迷惑に感じるほど荷物を送り続けるような親は、子離れ・・・つまり、自立ができていないにも関わらず、それを「親心」だと勘違いしているのです。

犬でいうところの「分離不安※」ですね。

※分離不安とは、犬が家族と離れたときに、不安や恐怖によって平常を保てなくなってしまう状態のこと。


【荷物を断ることで親の自立を促す】

離不安を起こした犬には、少しずつ留守にすることに慣れさせ、離れてもまた戻ってくると安心感を持ってもらうことで、症状を緩和させていきます。

同じように、実家の親にも「荷物がなくても親子の関係は変わらないよ」「いつも感謝しているよ」と言葉や態度で根気よく伝え、安心感を持ってもらうことで、お互いの関係に傷をつけずに荷物を断ることはできると思います。

(実際に親が荷物を送らなくなるかどうかは別の話ですがね。。)

それと同時に、親が仕事や趣味に打ち込んでくれたら、親のメンタルの安定にも役立つのですが、それは親が自分で決めることなので、見守るということしかできないですね。

ここまで書くと、

「親子が反転してる」

と感じる人がいるかもしれません。

そう感じる人もまた、親離れできていないと思います。

荷物を断ることもできないのに、都合のいい時だけ親に頼ろうと思っている。

その「甘さ」を親は知っているから。

荷物の不満を感じる前に、自分が親の支えなしにどれだけできるのか、挑戦してみないといけない。

親を変えようと思うなら、自分がまずは変わることです。

そうして自分に自信がつけば、こんなサイトを見なくても自分で対処できるようになると思います。

・・・と偉そうに書いておきながら、私自身は絶交してもなお荷物が送られてきて、毎回メンタルがえぐられています。

荷物を受け取るというだけで、離れて暮らしているにもかかわらず、親に生活を支配されているような感覚に陥ってしまうのです。

実際には、そう思い込んでいるのは自分自身ですが、荷物がトリガーとなっていることは否めません。

もしもっと早くにそのことに気づいていたなら、絶交せずに済んだかもしれない。

だからこそ、この記事を読んでくださっている人には、勇気を出して荷物を断ってみてほしい。

お互いにお互いのちょうどいい距離感を保てるよう、今度は子のほうが親を導いてあげる番なのです。

ぜひ、この記事がお役に立てますよう願っています。


その後、初めて親から送られてきた荷物を捨てました。

その時の心境を書いた記事もよかったらご覧ください。

親から送られてきた荷物をついに捨てました

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